こんにちは！長野市ブルージュ店の古田です☺
2017年12月26日、BVLGARI(ブルガリ)が快挙を成し遂げたというニュースは話題になりました！「ジュネーブ時計グランプリ(GPHG-Gneva Watch Awards) 2017」において、ブルガリの二つの時計がそれぞれの部門でグランプリを受賞したのです。
メンズ・ウォッチ部門では「オクト フィニッシモ オートマティック」。
この時計は、「バーゼルワールドウォッチフェア(BASEL WORLD WATCH FAIR) 2017」にて発表されたモデルで、世界一の超薄型オートマティックウォッチなのです。ケースの厚さは驚異の5.15mm、ということでわずか2.23mmの自動巻きムーブメントが搭載…！技術力の高さがうかがえます。
そして、トゥールビヨン＆エスケープ部門では「オクト フィニッシモ トゥールビヨン スケルトン」が受賞。
複雑機構であるトゥールビヨンを時計制作の限界まで、超薄型にしたものになります。それに加えて、スケルトン。内部に使われる金属は、美しく見えるようにすべて磨き上げられています。複雑機構を製造する工程での失敗は許されない中、そこまでの配慮がなされている時計なのです。
なんといっても、これでオクトのグランプリ受賞が3回目になったことは大きいでしょう。初期モデルが発表されたのが2012年、そこから「オクト フィニッシモ トゥールビヨン(2014年)」、「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター(2016年)」。そして今回が「オクト フィニッシモ オートマティック(2017年)」。
さて、これらの賞を受賞できた理由はどこにあるのでしょうか？
高度な技術力が受賞の大きな理由になったことは間違いありませんが、それに加えてもう二つの理由を挙げられるでしょう。
ひとつは誰もが美しいと思えるデザイン力。もちろんご存知の通り、デザインのセンスはハイジュエリーやレザー製品、チョコレートに至るまで、ブルガリの最も得意としている分野です。「ハイセンス」がブランドの魅力として定着している中、シンプルな時計のデザインさえ「ハイセンス」にしてしまうブルガリのデザインセンスには目を瞠るものがあります。
もうひとつは機能性・汎用性の高いテーマを取り扱っているところです。そもそも、「OCTO(オクト)」は日本語で「８」を示す言葉。これは、古代ローマ時代の建造物の八角形のデザインからインスパイアされた時計だからだそうです。古代ローマの建築家は八角形に究極の美を感じて設計しており、だからでしょうか、古代ローマの建造物というと不思議と魅力的に感じます。昔から美しいと感じられてきた感覚は今にも通じるものなのですね。
もちろん「賞を取ったから良い」というものでもありません。しかし、受賞した理由がしっかりとある時計でることは、時計を作る側にとっても使う側にとってもプラスですね。
ちなみに「finissimo(フィニッシモ)」は日本語で「超」の意味を持つ形容詞。オクトを超えるオクト、という意味だと言えます。終わりの意味を持っているのかと思いきや、このフィニッシモシリーズはこれからも時計の最先端を「超」え続けるシリーズなのです。
まだまだ期待できそうですね！
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本日ご紹介させて頂いた時計・品番
「オクト フィニッシモ オートマティック」－102713 BGO40C14TTXTAUTO
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